2025年3月8日(土)、高知県高知市にある こうち男女共同参画センター・ソーレ 様と こうち被害者支援センター 様よりご依頼をいただき、令和6年度犯罪被害者支援・女性の人権講演会「当事者の声が届いた刑法改正と残された課題~性暴力被害者の心に春がくるように~」を、講演をさせていただきました。
当日の参加方法は、会場参加と後日オンデマンド配信がありました。
3月8日国際女性デーということで、多くのイベントが企画されていた中、講演会に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
また、後日オンデマンド配信では、非常に多くの方にご視聴いただきました。
今回の講演会では、下記の流れでお話ししました。
3月8日は、県内シェアNo.1の高知新聞朝刊で、この時期インターネット上で盛り上がっていた「#私が退職した本当の理由」について取り上げており、今回の講演内容と被る部分も多くありました。
・冒頭:法改正の被害当事者としての受け止め、「性暴力とは」?
・前半:「2023年 刑法改正の内容やポイント」
…2023年法改正の内容や、改正後も残る課題を裁判例を用いて解説
「処罰範囲の明確化であること」を強調し、再確認
…いまもなお残されている「故意阻却」「同意誤信」への懸念
・後半:「被害当事者による改正運動と今後の課題や取り組み」
…「性的同意」ってなんだろう?
…被害者心理について
…ロビイングやソーシャルアクションについて
…残された課題と今後の取り組み
長丁場で多岐にわたる内容ではありましたが、熱心に耳を傾けてくださった皆さま、この講演会を企画してくださった皆さまへ、心より感謝申し上げます。
今回高知県で実際に様々なお話しを伺い、1日も早く改正刑法が全国に周知され、被害者がしっかり守られる社会をつくっていかなければないと改めて実感しました。
(ミモザを使ってとても素敵なコーナーを作っていただきました!)
当日の開催報告や参加者の感想は、こちらでご覧いただけます。
また、同日の午前には性暴力被害サポートセンターこうち・CORAL CALLに視察で訪問させていただきました。詳しくは こちらのレポートをご覧ください。
*寄稿のお知らせ*
こうち男女共同参画センター・ソーレの広報誌「ソーレ・スコープ(第112号)」に寄稿をさせていただきました。ぜひお読みいただけると嬉しいです。
新生活を迎えるあなたやご家族へー「性的同意」の重要性についてー
https://www.sole-kochi.or.jp/info/dtl.php?ID=2241
春は進学や就職で多くの若者が新生活を迎える季節です。これから旅立つ「あなた」や、離れて暮らす子どもや孫に 伝えてほしい大切なことがあります。それは「性的同意」の重要性です。県外へ出る若者が安心して暮らせるよう、家族 や友人・知人としてできることを考えてみませんか?
<メディア掲載情報>
- 国際女性デーに合わせて高知市で性被害を考える講演会 NHK (2025/3/8)
- 性暴力被害者 救いたい 読売新聞 (2025/3/9)
- 「性的同意」根付かせよう 被害当事者ら講演 高知新聞 (2025/3/9)