皆さま、こんにちは!
広報スタッフです☺︎
シトシトジメジメの梅雨の季節、お元気にお過ごしですか?我が家のお庭には紫陽花が綺麗に咲いて嬉しい限りですが、早く上の写真のようなお天気になるといいなと思う今日この頃です。
さて、本日はいつもとちょっと違うご報告を。
先日6/27(木)、Women Political Leaders Summit2019(公式サイト)で来日されたアイルランド国会議員を囲むレセプション@アイルランド大使邸にお招きいただきました。
いつもお世話になっております特定非営利活動法人Gender Action Platform理事 大崎麻子さん(公式サイト)よりお誘いいただきました。
日本のジェンダー平等、女性のエンパワーメントの分野の第一人者である大崎さん、日頃より大変お世話になっております。私たちSpringに知識と繋がりの機会を与えてくださり、エンパワーメントしてくださってます。いつも本当にありがとうございます!
この日も大崎さんに見守れながら、大使館の皆様やゲストの皆様に温かく迎えていただき気持ち良く過ごすことができました。
レセプションは、アイルランド大使のご挨拶から始まり、ゲストスピーカーのIvana Basic上院議員のパワフルなスピーチで盛り上がりました。
ゲストスピーカーのIvana Basic上院議員
アイルランドでは30%の∗クオータ制を導入、それに満たない政党からは助成金を半減するという厳しい措置をこうじて女性議員を増やしたそうです。
∗クオータ制 : 候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる制度のこと。
男性が9割を占める日本の衆議院。意思決定の場に多くの女性議員が関わるようになれば、社会は大きく変わるはずです。ジェンダー平等の観点からもここでの変化が強く望まれています。
その後、大使館やゲストの方からアイルランドのレイプクライシスセンターの設立についての貴重なお話や同国の性暴力の現状、そこへ司法がどのように機能を果たしているのか等々、お聴きする機会に恵まれました。
先月、お会いした∗ドラゴーニ欧州評議会事務次⻑にも性暴力の根絶には、
・司法改革
・それを後押しする世論の高まり
この2点が大切だとのお話をいただいたばかりです。∗詳細はこちらfacebookページ5/31投稿分をご覧ください。
前者は既にSpringが挑んでいることですが、後者の「世論の高まり」はダイバーシティの進む昨今、来年のオリンピックとともにまだまだ十分に期待できるところです。刑法改正見直しへ向けて、さらには性暴力のない豊かな社会を目指して、社会変革を皆さまとともに成し遂げたいと思います!
日本で「私たちは性暴力被害者らによる団体です」というと、?!っと引かれてしまうことがあります。でも、私は海外の方にそうお話して今まで嫌な思いをしたことはありません。これも社会の意識の違いかなと思います。
セクハラや痴漢も嫌な気持ちになる様な性的表現もみんな「性暴力」です。世論の高まりとともに、日本に根づいてもらいたい意識のひとつです。そして、誰一人置き去りにしない社会を皆んなで作りましょう。
政治や司法へ市民が訴えを起こすことは、難しいことでも不可能なことでもありません。私たちの社会を作るのは「私たちの意識」です。それを受け取り、適切に運営するのはあちら側の責任、そしてそれを見守るのは私たちの責任でもあります。
今回の何よりの学びは「繋がり」の大切さです。
ネットワーキングは互いが相互に結びついて、助け合いながらそこからさらに前進することのできる活動です。私たちの様な小さな組織も、力強い先輩や先を進む皆様のお力をお借りして、前へ前へ前進していけるはずです。パワフルな女性リーダーの皆様からとても良い影響を受けた私は、Springの活動を通して性暴力を取り巻く問題をより広く皆さまに知っていただけるよう、もっと頑張ろうと心に誓った夜でした。
次回のイベントは7月13日(土)🌻沖縄です!沖縄県男女共同参画センター てぃるるで開催されます。(お申し込み・詳細はこちらからどうぞ。)共催の特定非営利活動法人 おきなわCAPセンター様も大変ご尽力くださっております。沖縄の皆さま、ぜひお気軽にお越しくださいね。私たちスタッフも皆さまにお会いできることを心から楽しみにしております。笑顔でお待ちしております。☺︎♡☺︎