【3月ロビイング】のご報告

2023/04/28

3月は、5名の議員の皆様とお話しすることができました。

これまで刑法改正の実現に向けてご尽力いただいている議員の方々とは、国会の審議入り目前となったことを受け、具体的に様々なご助言を賜りました。

初めてご面談の機会を頂戴した議員の方々には、被害当事者として実態に見合った刑法改正を望んでいることをお伝えし、被害実態について深くご理解をいただきました。

※3月16日には、共産党法務部会のヒアリングに出席し、公訴時効の問題点などについてをお伝えしました。( 詳しくはこちらを御覧ください。

刑法改正の審議は進んでいっても、日々性暴力の事件がいくつも報道され、社会は変わらないという気持ちにさせられることも多々ありますが、

直接お会いして気持ちを伝えるということで、その思いが伝わる瞬間があり、少しずつでもともに社会を変えていくことができると実感しています。

議員の皆様、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。

私達が諦めずに活動を続けられるのは、私達の思いを受け止め 行動を起こしてくださる議員の皆様、ともに刑法改正の実現を望み 応援してくださる市民の皆様のおかげです。
いつも本当にありがとうございます。

とはいえ、社会が変わっていくなかであっても、性暴力をうけるひとが一人いるだけでも多すぎるのです。
同意のない性行為は暴力であるということがスタンダードな生活に、ひとりひとりが変わっていけるよう、
刑法改正が実現し、その契機となれるよう、より多くの皆様と力を併せていけますと幸いです。

< ご面談した国会議員のみなさま (日付/名前順) >

◆3月2日


宮崎政久 衆議院議員

◆3月6日


鎌田さゆり 衆議院議員

◆3月14日

寺田学 衆議院議員・ 寺田静 参議院議員

◆3月16日

沢田良 衆議院議員

◆3月24日

谷川とむ 衆議院議員

◆3月30日

刑法改正市民プロジェクトで協力している ヒューマンライツ・ナウ、スクール・セクシュアル・ハラスメント防止関東ネットワーク の方々もご一緒でした!

寺田学 衆議院議員

Springは毎月ロビイングを行い、2017年に改正されてもなお残る刑法性犯罪の問題点と、どのような社会になれば性暴力をなくせるのかについて、性被害当事者の視点を踏まえ具体的な政策提言をします。

さまざまな政党の国会議員や関係省庁の皆さまへ面談をし、国会で議論がなされるよう働きかけることで、政策決定の場に当事者の声を届けています。

刑法改正の議論はいよいよ国会審議へと移ります。

今回の改正が実現すると、何が変わり、どういった行為が性犯罪として処罰されるのか・・・
「同意のない性交」が性暴力の本質である、と、国民に明確にする質疑が行われることを望んでいます。

どうか今一度、性暴力の実態と刑法の課題点についてお伝えする機会を頂戴できれば幸いです。

<関連リンク>
法務省:刑法改正法律案
Spring:罪名変更の方針についての報道をうけての見解
Spring:改正骨子案をうけての見解
法務省:改正骨子案
Spring:試案(改訂版)をうけての見解
法務省:試案(改訂版)
法務省:法制審議会-刑事法(性犯罪関係)部会(各回の議事録等が見られます)

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