5月9日から地域・こども・デジタル特別委員会にて、いわゆる「日本版DBS法案」に関する審議が衆議院で始まっています。
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5月16日には、Spring理事の寺町東子(弁護士・社会福祉士・保育士)が参考人として出席・意見陳述しました。
今回の発言の主な内容は以下のとおりです。
- 日本版DBSの必要性として、子どもを守る=加害者の再犯防止。性犯罪の累犯性の観点からトリガーを避けることが中核であるべき
- 職業選択の自由への見解
- 短い照会期限への見解
- 立法事実であった事案がカバーされない問題点と提案
- 不起訴事案・懲戒解雇・就業6ヶ月未満の人たちがトリガーを避けることができるかの懸念
- 犯歴を濫用される危険性
他にも教員養成の専門家、加害者更生の学者、英国DBSの専門家が出席されました。
それぞれの視点から「子どもの安全保護を最優先するべき」という考えのもと、現法案への問題点を述べられました。
今月中には採決の見通しとのことですが、参議院での審議にも期待しロビイングを続けてまいります。
皆様も、審議の動向にご注目ください!
<参考人の発言が取り上げられた報道>
日テレNews こども性暴力防止法案 国会で参考人が意見 「接しない期間長くすべき」(2024/5/16)
NHK 衆院特別委「日本版DBS」参考人“確認対象 犯罪範囲の拡大を” (2024/5/16)