2024年12月7日(土)、Springの活動にご関心を持って下さった韓国の判事の方々からご依頼を
受け、東京にて意見交換会を行いました。
面談の前半では、事前に頂いていたご質問にSpringがご回答いたしました。
まず、Springについて、被害当事者団体の中でも特にロビイングを主な活動とする団体である
点をご説明しました。
そして不同意性交等罪の成立については、まず前提として、2017年改正後に政府が行った実
態調査において、従来の強制性交等罪における「暴行、脅迫、心身喪失、抗拒不能」の構成要
件の下で、類似の事案が処罰されたり、不起訴や無罪になっており判断のばらつきが大きいこ
とが明らかになりました。これを受けてSpringは、立法過程の中で「性犯罪の処罰規定の本質
は『被害者が同意していないにもかかわらず性的行為を行うこと』であり、改正条文にてこれ
を明記してほしい。罪名もこれが分かるように変えてほしい」という立場を堅持した点をご解
説いたしました。
後半では、Springから判事団の皆さまに事前にお送りしていた質問票へのご回答内容について
、いくつか質問をさせていただきました。
韓国では2011年に性暴力処罰法に新しい条項が加えられ、科学的証拠がある時には公訴時効
が10年延長されるようになったことに関して、証拠についての質疑応答が行われ、また、同
時に13歳未満の女性や障害を持つ女性に対する性暴力に関しては公訴時効が撤廃されたこと
を受け、撤廃賛成の論拠についてより詳しいご解説をいただきました。
あっという間の2時間で、非常に充実した意見交換をすることができました。
これからも、韓国を始めとする諸外国との協働の成果を活かし、日本の刑法性犯罪規定の公訴
時効撤廃を実現するため、活動を続けて参ります。
この度は、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。