2025年4月14日、韓国・ソウル市にある「タクティンネイル」を訪問しました。
当日はあいにくの雨でしたが、宿泊先のホテルからタクティンネイルまで、ソウルの街並みを眺めながら歩いて向かいました。
タクティンネイルの主な事業内容は以下の通りです。
①青少年の性的な権利擁護。
②性教育の拡大に関する活動。
③法律の制定に関する活動。
④被害者支援。
意見交換の場では、イヒョンスク代表を中心にSpringからの質問に丁寧に答えていただきました。
具体的には、
・子どもへの公訴時効撤廃について
・性的同意について
・デジタル性暴力について
・被害者支援の実態
など、質疑だけでなくお互いの国の実態についての情報交換も活発に行われました。
次に施設内を見学させていただきました。

↑廊下の壁に掲示された絵。タクティンネイルを訪れた子どもたちが、性に関して学んだことをアートで表現したものだそうです。
最後に全員で集合写真を撮りました。「Springポーズ」をお願いすると皆さん快く応じてくださいました。
このポーズには、性被害を受けた人がフリーズ(凍りつき)から動き始め、人生の冬を過ごしているすべての人の心に春が来て花が咲くようにという願いが込められています。

(写真②:タクティンネイルの皆さまと)
また、「今日はとても寒いので…」と、ホッカイロをはじめ、栄養ドリンク・文房具・ポーチなど、たくさんのお土産をいただきました。
タクティンネイルの皆さま、素晴らしい学びの時間とお心遣い、本当にありがとうございました!
<韓国視察の概要> 2025年4月13日〜16日、Springスタッフ・NPO法人ぱっぷす・メディア関係者3名とともに、韓国:ソウルへ現地視察に行きました。 本視察は、同じ文化的背景を持つ東アジア圏の性犯罪規定(刑法および特別法)の法整備や運用に関する調査・研究を行い、現行の日本の刑法性犯罪規定および性犯罪に関する特別法に内在する課題を明らかにすることを目的としています。
①公訴時効撤廃、停止・延長についての意見交換 (順次、各訪問箇所の報告記事を掲載しています) また、今後下記を予定していますので、お楽しみに。
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※本視察・イベント開催・白書発行は、JSPN/ジョイセフの支援をうけて実施しました。

