昨日10月24日、性犯罪に関する刑法改正に向けた法制審議会の「試案」が、法務省より公表されました。
この間、刑事法(性犯罪)部会の委員、幹事の皆様におかれましては、性犯罪に適切に対処するため、そして性暴力被害当事者の実態に即したものとするための法整備の在り方について議論を尽くしていただいていることに、深く感謝申し上げます。
しかし、私たちは試案の内容に大きな懸念を持ったため、Springも加わっている刑法改正市民プロジェクトの各団体及び協力団体の皆様と共に急遽記者会見を行い、声明を発表いたしました。
この記者会見では、刑法改正市民プロジェクトとしての声明に加え、Springより「公訴時効」について見解を述べました。
その他の試案に対するSpringの見解は、こちらからご覧いただけます。
【公式】法制審議会刑事法(性犯罪関係)部会「試案」に対するSpringの見解_221025
(最終更新: 10/26 11:00)
引き続き、私たちは一人ひとりの声は小さくても、集まれば大きな力となってこの社会を動かすと信じ、実態に即した刑法性犯罪規定の改正となるよう活動して参ります。
これからも、応援をよろしくお願いします。
<記者会見の内容が記事になりました>
性交同意年齢を16歳に引き上げ、「5歳差」が要件に。性犯罪の刑法改正で試案示す 法務省 ーハフポスト日本版(2022.10.24)
性犯罪の刑法改正、試案に市民団体が反対声明発表「非常に不十分であいまいだ」 ー弁護士ドットコム(2022.10.24)
性犯罪の実態に合わせた刑法の規定改正へ試案 どう見直す? ーNHK(2022.10.24)
性犯罪「拒絶困難」要件に 法制審試案 ー中日新聞(2022.10.25)
被害者側団体「不同意性交処罰を」 性犯罪規定見直し試案に修正求める ー毎日新聞(2022.10.25)
<試案の内容が記事になりました>
性交同意16歳に引き上げ 「撮影罪」新設、時効5年延長―法制審試案 ー時事通信社(2022.10.24)
「性交同意年齢」16歳に引き上げ、時効は5年延長 法制審試案 ー朝日新聞デジタル(2022.10.24)
性交同意年齢を16歳に引き上げ 公訴時効も延長 法務省、改正試案 ー毎日新聞(2022.10.24)
性犯罪「拒絶困難」が処罰要件に 不同意含めず、被害者反発 ー東京新聞(2022.10.24)
性犯罪見直し、法制審が事務局試案 「暴行・脅迫」以外も対象 性交同意年齢も引き上げ ー産経新聞(2022.10.24)
「盗撮罪」「グルーミング罪」も新設、法制審試案 ー産経新聞(2022.10.24)
「不同意性交罪」見送り 刑法改正の試案、暴行・脅迫要件を見直しへ ー朝日新聞デジタル(2022.10.24)