4/6(水)午後、衆議院第二議員会館で開催された自民党「1is2many!(ワンツー議連)性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」総会に出席しました。
Springは、市民13団体が参加する「 刑法改正市民プロジェクト」と議連を繋ぐ事務局を担当しています。
今回の議題は、「AV出演強要問題」についてです。
各省庁からの取り組み報告を受けた後、この問題へ中心となって取り組んでいる、 NPO法人ぱっぷす・ 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウより、具体的な事例をまじえた報告がありました。
そして、4月1日より成人年齢の引き下げに伴い、18〜19歳の高校生などに対するAV出演等の出演同意契約が「未成年者取り消しの対象から外れる」ことで、深刻な人権問題を引き起こしていることへの、早急な法整備を行うことが求められました。
関係省庁である、内閣府・警察庁・消費者庁・総務省・法務省から現在の取り組みについて報告があり、参加議員からも、「この問題は立法府として、議連としてしっかり対応していきたい」「20代の被害者も救わなければいけない」「強力に進めていく」等、心強い発言を多く聞くことができました。
またSpringより「ぱっぷすさんが提出している要望書( こちら) について全面的に賛同している、スピード感をもって対処していただきたい」とお伝えしました。
「被害に遭う子たちにとって『暗黒の春』がきた」
という言葉を聞いて、本当に悲しくなりました。
引き続き刑法改正活動を進めていき、今国会でどこまで法整備をすすめられるか連携団体として、進捗を注視してまいります。
▼この日の様子は、マスコミにも報道されました。 こちらからご覧いただけます。
* * * * * * * * * * * *
4/13(水)午後にも、衆議院第二議員会館で開催された自民党「1is2many!(ワンツー議連)性暴力のない社会の実現を目指す議員連盟」総会に出席しました。
今回の議題は、「司法面接」についてです。
ヒアリング団体の、 社会福祉法人カリヨン子どもセンターより、具体的な事例をまじえた報告がありました。
メインの内容は、司法面接の現状と課題について、
①多機関連携チームの法制度化
②子どもに優しい施設「子ども権利擁護センター」創設
③専門面接官の訓練強化・資格化
など、重要な指摘をご提示頂きました。
海外では、多職種連携のチーム体制で児童虐待に対応している状況がありますが、日本ではまだまだ課題が山積しています。しかし、法務省も着実に子ども中心の司法面接の確率に高い意識があることが解り、貴重なお話を伺うことができる機会となりました。
またSpringより、「証言に脆弱性が生じやすい性犯罪被害において、「拒絶」を前提とした法体系を設けるのは疑問であり、現在、法制審議会に叩き台( こちら)として出されている二案目には危惧を感じる旨、性犯罪の被害者が被害者ときちんと認められることが、刑法改正からも重要である」ことを、お伝えしました。
▼私たちが議員及び省庁関係者の皆様にお伝えしている要望内容は、 こちらからご覧いただけます。
今後も、性暴力のない社会にむけて力を合わせていけると幸いです。 議員の皆様、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。