6月29日(木)午後、副領事の皆さまにお招きいただき、意見交換会をしてきました。
今回は、
・英国大使館が今日本国内で取り組んでいることについて
・日本の刑法性犯罪の今後の課題について
・英国大使館が、ロビイングをしていく上でのポイントについて
・今後の英国大使館の協力に期待することについて
等、ざっくばらんに1時間程お話しさせていただきました。
気さくに様々なことをお話しする機会をいただくことができ、大変光栄に思います。
これからも、国内外の情報交換やネットワークを通して、連携しながら共に社会を変えていってくださると嬉しいです。
また、7月13日(木)午後、日本で改正性犯罪法が施行された日に、偶然にも英国外務省領事局から、Child policy unit の専門官が来日されているとのことで、情報交換のために再度英国大使館にお招きいただきました。
2018年に英国視察で不同意性交罪の国のシステムを直接見たことが、今回の法改正に結実したことのお礼を述べるとともに、下記について詳しくお話を伺いました。
・英国の Safe guarding 研修の対象者(子どもに接するすべての人)について
・SOIT(Sexual Offences Investigative Trained Officer =性犯罪に特化し訓練された捜査官)について
・ISVA(Independent Sexual Violence Advisors =独立性暴力アドバイザー資格)について
・10年以上の年月を経た性被害事件の捜査方法について
等、実践的なお話を伺いました。
先方からも、日本に住む英国人の性被害が、英国に近い性犯罪法で裁かれるようになったことを歓迎され、日本の状況について、インタビューを受けました。
日本でも、SOITやISVAのような専門捜査官が配置され、被害者にとってより良い対応となるよう働きかけをしていければと考えています。
Springは毎年12月頃、警察大学校で講義を担当させていただいています。
今年は刑法改正をした特に重要な年ですので、現場にそれが周知されるようしっかり任務を全うしてまいります。
引き続き、皆さまのご支援・応援をどうぞよろしくお願い致します。