1月10日、フィンランドのアドボカシー団体であるProtect Childrenさんと、性犯罪の公訴時効の撤廃に向けて情報交換会を行いました。これは、Child Fund Japanさんが橋渡しをしてくださって実現したものです。
Protect Childrenは、フィンランドに拠点を置く非政府の児童権利団体で、世界中で子どもに対するあらゆる形態の性的暴力を終わらせることを目指しています。
Protect Childrenは、性的暴力の被害者である子どもたちの告発の経験について調査し、子どもに対する性的暴力の犯罪に関する時効の法律や規制の改革に役立てることを目的とした調査報告書を作成しました。
この調査報告書は、児童への性的暴力に関する時効を廃止することの重要性を強調しています。
世界規模16か国語のアンケート調査
Protect Childrenは、いま現在も、日本語を含む16か国語で子どもに対する性被害の実態調査アンケートを行っていて、現時点で世界から数千件の回答が集まり、日本からも集まっているそうです。
アンケートは今後も続けていく予定とのことで、私たちはProtect Childrenから日本国内への周知協力のご依頼を受け、お引き受けすることになりました。
<アンケートの内容>
「幼少期に性暴力を受けたことのある18歳以上の個人を対象とした調査」
<アンケートの目的>
「幼少期に性暴力を受けた人々の声と知恵を高めることで、収集された情報は、被害者の権利を強化し、子どもをよりよく保護するための法改正に影響を与えるための意識向上とアドボカシー活動の指針となり、時効の撤廃を主張するための報告書の作成に使用される」
詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.suojellaanlapsia.fi/en/meidan-aanemme
https://www.suojellaanlapsia.fi/en/meidan-aanemme-kysel
引き合わせてくださったChild Fund Japanさんに感謝いたします。Protect Childrenの皆さんとお話ができ、性犯罪の時効撤廃を願う日芬交流に感激しました。参加メンバーで記念写真を撮影させていただいて、とても貴重な機会となりました。ありがとうございました。