#性的同意を広めて性暴力をなくそう
Springは、2023年の改正刑法「不同意性交等罪」に示されている性的同意について日本社会により一層広め、加害者も被害者も傍観者も出さない社会の実現のため、※SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)に関する活動を行なっている他団体と連携協力しています。
2024年6月からこれまでに行ったアクションをご紹介します。
6月10日 #緊急避妊薬を薬局で 院内勉強会リレートーク登壇
5月28日が「女性の健康のためのアクション」国際デーであることにちなみ、6月10日に#なんでないのプロジェクト主催の第10回院内勉強会「〜誰一人取り残さないSRHR実現のために〜 緊急避妊薬の薬局試験販売の課題と展望を考える」が開催されました。Springは第3部でのリレートークに登壇し、性暴力によって妊娠・中絶という現実に向き合わなければならない被害者にとって緊急避妊薬の入手しやすさがどれほど重要であるのに、東京都内の試験販売はわずか5か所のみの薬局で始まったこと、また刑法改正後も包括的性教育が行われず、Yes means Yesの浸透はまだまだであり、性暴力防止とSRHRは共に進めていかねばならないという趣旨のお話をしました。
<院内勉強会報道ニュース>
「緊急避妊薬」薬局で購入できた人、15%にとどまる “医師の診察受けず”試験的取り組み 日テレNEWS NNN (2024年6月11日)
8月3日 アドボカシーカフェ登壇
NPO法人まちぽっとソーシャル・ジャスティス基金(SJF主催の)第87回アドボカシーカフェ「ジェンダー平等と包括的性教育 ~自分の人生を自己決定する力を育む学びを広げるために~」にオンライン登壇をしました。
参加者は、地方議員、養護教諭、若者支援活動・デートDV活動等の支援者など、多岐にわたります。Springからは、刑法性犯罪規定の改正によって性的同意の有無が性犯罪の成立要件になったことから、性教育によって性的同意を学ぶ必要があること、教員も共に性教育をうける必要があること、性的自己決定権を学ぶ機会の確立が重要であること、などを発表しました。
発表後のクロストークでは、刑法改正の内容から性的同意についてもっと知りたいという意見が出されました。また、性暴力の当事者になる世代が大人の都合で性教育を受ける権利が奪われているという意見は重要だと思いました。
イベント告知ページ https://socialjustice.jp/p/20240803/
9月27日 第2回SRHRスタンディングアクション登壇
9月26日の「世界避妊デー」と28日の「国際セーフアボーションデー」を記念し、9月27日に「SRHRスタンディングアクション 2024 〜MY BODY MY CHOICE ・私のからだは私のもの!〜」が開催されました。今年で第2回となるこのイベントは、公益財団法人ジョイセフとJSPN (Japan SRHR Promotion Network:ジョイセフ、#なんでないのプロジェクト、一般社団法人Spring、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン)の共催で行いました。
当日は台風の影響で東京駅前行幸通りでの開催予定から急遽屋内会場に変更となりましたが、アットホームな雰囲気の中でリレートークし、和気藹々と参加者同士が交流し合うことができ、とても楽しいイベントでした。
詳しくは連携団体のホームページ記事をご覧ください。
「SRHRスタンディングアクション2024 〜MY BODY MY CHOICE ・私のからだは私のもの!〜」開催 https://www.joicfp.or.jp/jpn/2024/10/28/55816/
今後もイベント等が決まりましたら、HPやメルマガ等SNSにて告知しますので、引き続きご参加や応援をよろしくお願いいたします。
※SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)とは、自分の体、性や生殖について、誰もが十分な情報を得られ、自分の望むものを選んで決められること。そのために必要な医療やケアを受けられること。私たちが心も体も健やかに、自分らしく充実した人生を生きるうえで欠かせない「基本的人権」です。 -JOICFPホームページより