Spring では毎月2,3回ほどロビイングを実施しています。
ロビイングでは2017年に改正されてもなお、被害者にとって積み残された課題が多い刑法性犯罪の問題点をお伝えするとともに、「どのような社会になれば性暴力をなくせるのか」について、性被害当事者の視点を踏まえ具体的な政策提言を行います。
さまざまな政党の国会議員や関係省庁の皆さまへ面談をし、国会で議論がなされるよう働きかけることで、政策決定の場に当事者の声を届けています。
また、2020年6月から刑法の見直しに向けた「性犯罪に関わる刑事法検討会」(以下、検討会)が法務省で行われ、2021年4月からは取りまとめの議論に入りました。
法務省のHPに報告書(案)が公開されていますので、議論の動向をぜひチェックしてください。
<関連リンク>
法務省:性犯罪に関する刑事法検討会(議事録が公開されています)
Human Rights Now:記者レク「性犯罪に関する刑事法検討会」取りまとめ報告書(案)を読む 〜刑法改正はこれからどこへ向かうのか〜(2021年4月28日)
< ご面談した国会議員のみなさま(日付 / 五十音順)>
◆ 4/2(金)
◆ 4/15(木)
●丸川珠代 内閣府特命(男女共同参画)担当大臣へ要望書を提出しました。
森まさこ参議院議員のお声がけで、丸川珠代 内閣府特命(男女共同参画)担当大臣へ、~ヴィクティム・ファーストの視点より~性犯罪に関する刑事法の改正及び内閣府への要望書を提出しました。
意思に反した性交を処罰する「不同意性交等罪」の創設など性犯罪に関する刑法改正のほか、被害者の経済的支援や相談体制の充実を求める要望について説明し、丸川大臣は熱心に耳を傾けてくださいました。
経済的困難についてお伝えする中で、特に中長期的ケアにも関心を持っていただき、被害の回復のためには、専門的なケアと途切れない支援が必要との視点についてお話ししました。
デジタル性暴力に取り組むPAPS,学校での性被害に取り組むスクール・セクシュアル・ハラスメント防止関東ネットワークの方々も、インターネットや教育機関での性暴力について発言し、意見交換の時間をいただき、全体的な話ができたと思います。
被害者支援について、前進させていくとの言葉があり、心強かったです。
丸川内閣府特命担当大臣(男女共同)、森まさこ参議院議員、内閣府の皆様、ありがとうございました。
◆ 4/27(火)
2017年、刑法性犯罪は110年ぶりに大きく改正されました。
しかし積み残された課題もあるのが現状です。
現場できちんと運用されひとりでも多くの被害者が救われる社会になるには、具体的にどのようにすればよいのか?
引き続きともに歩み社会を変えていっていただければと思います!
議員のみなさま、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
Spring ロビイングチーム