刑法改正市民プロジェクトは、性暴力被害の実態に即した刑法性犯罪規定の改正を目指す市民団体の集まりで、Springを含む12の団体があります。
日々、関連情報の共有や実態把握をしながら、刑法改正の実現にむけて力を合わせています。
7・8月には、刑法改正市民プロジェクトから7本の動画が公開されました。
①性暴力被害の典型例をもとに、新しい条文案の課題を説明する動画
性暴力被害の事例ごとに解説する動画が3本と、
その1:アルコールを用いた性暴力の例
その2:ホテルの部屋に招き入れるなどで、騙したり困惑に陥れる性暴力の例
その3:マッサージ店などで、騙したり困惑に陥れる性暴力の例
法律の専門用語がよくわからないという方向けのヒント動画が1本。
②刑法の課題別に刑事法検討会の議論をおさらいする動画
「ここがおかしい 性犯罪の刑事法検討会」のアーカイブ動画が3本。
その1:暴行・脅迫、抗拒不能要件について
その2:性交同意年齢と、公訴時効について
その3:地位・関係性を利用する罰則について
気になるものから、ぜひご覧下さい。
「性暴力はなくしたいし、刑法改正が必要なのもわかるけど、法律の内容を理解して条文の課題を指摘するのはハードルが高い…」と思っている方も多いかもしれませんね。
Springスタッフも同じですから安心してください。それに、心をともにできる私達は、それだけでも大きなパワーを持っています。
とはいえ、法制審議会での議論はすでに正念場に入っています。
条文が完成されたあとにくつがえすことは難しい可能性があり、条文をどうするか話し合っている今こそが、意見を伝えられる重要なタイミングです!
そこで、 刑法改正市民プロジェクトが6月に法務省へ提出した要望書(性暴力被害の相談を非常に多く受けている例や要素をまとめ、十分な議論をするよう求めるもの)を参考にした新たな動画が公開されました(①の4本)。
実際の事例をもとにして、新しい条文案できちんと裁かれるのかを考えるため、課題が感覚的にも掴みやすいのではないでしょうか。
これらの動画を見て、新しい条文案について考え、すべての被害者が救われる刑法性犯罪になるように、これからも一緒に声を上げていきましょう。
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<刑法改正市民プロジェクト所属団体>
一般社団法人Colabo/NPO法人しあわせなみだ/NPO法人スクール・セクシュアル・ハラスメント防止関東ネットワーク/一般社団法人Spring/ NPO法人性暴力救援センター・大阪SACHICO/NPO法人性暴力救援センター・東京(SARC東京)/性暴力禁止法をつくろうネットワーク/NPO法人全国女性シェルターネット/ NPO法人千葉性暴力被害支援センターちさと/NPO法人ぱっぷす/認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ/NPO法人BONDプロジェクト(五十音順)
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