6月は、9日の参議院法務委員会の趣旨説明より刑法・性犯罪法改正法律案が審議入りし、その後2回の法務委員会で審議が行われました。
その間Springは、現地での傍聴やネット中継などで内容を注視し、並行してロビイングを行いました。
13日には参考人質疑も行われ、小西聖子参考人、島岡まな参考人、嶋矢貴之参考人、斉藤章佳参考人からご意見が述べられました。
中継のアーカイブがこちらからご覧いただけます。
16日にいよいよ、本会議にて全会一致で可決成立しました。
これをうけたSpringの見解はこちら
同日の刑法改正市民プロジェクトによる記者会見の報告はこちら
※衆議院での審議については、5月のロビイング報告でお伝えしています
改正前のロビイングでは、5名の議員の皆様とお話することができました。
国会審議に入り、質疑のなかで何を明らかにしてほしいのかーー
本法案の条文がまた『解釈によってバラつきがでる』ものとならないように
改正成立の先に、さらに進むべきところはどこなのかーー
条文にまだ残る課題を解消していく道筋を示せるように
日々情勢が変わるなかで、議員の皆様方からたくさんのご指導ご助言をいただきました。
おかげさまで、Springが 国会審議にかんする要望書 にまとめた内容についても、多くの議員から質問をしていただくことができました!
本当にありがとうございました。
さらに参議院では、
・性的同意年齢における5歳差要件の運用に十分な配慮をすること
・本法律案の意義及び趣旨を周知徹底すること、そのための予算を確保すること
・被害者支援制度の充実を図ること
等をはじめとした13項目におよぶ附帯決議がつくことになりました!
附帯決議全文はこちら
この改正法律案が、適切に運用されて処罰対象を過不足なく捕捉できることに加え、
改正が性暴力被害者を取り巻く環境の改善に資するために、重要な提言となっています。
この間ご尽力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
議員の皆様、貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。
< ご面談した国会議員のみなさま (日付/名前順) >
◆ 6月1日
◆6月7日
改正後の6月中旬以降は、お世話になった国会議員の皆さまへ御礼のご挨拶に伺いました。
7月のロビイング報告にて、まとめてご報告いたします。