2月は、6名の議員の皆様とお話しすることができました。
2月17日に法務大臣へ答申された刑法改正の要綱案等について、前進した点や、被害実態に照らして残る課題等についてお話させていただきました。詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
【声明】法制審議会「改正要綱(骨子)案」に対する、記者会見報告 及び Springの見解について
【ご報告】国民民主党男女共同参画推進本部のヒアリングに出席しました
暴行脅迫要件の見直し、性交同意年齢の引き上げ、公訴時効の延長などに加え「不同意性交等罪」への罪名変更という、大きな前進を私たちは心より歓迎しており、今国会での改正実現を強く願っています。
刑法性犯罪規定の改正に向けて長きにわたるご議論を重ねてくださった委員・幹事の皆様、その開催と、当事者委員の参加にご尽力いただいた国会議員の皆様、そして、刑法改正を目指してご支援をいただいた全ての皆様に、深い感謝と敬意を表します。
同時に なお残る課題については、引き続き実態調査・研究が進められ、それに基づく議論の上、被害実態に即した改正が再度行われることを求めます。
2017年の改正時には、まさに今行われている見直しが実現するために、「3年後を目処に、必要があれば見直しを行う」という旨の附帯決議が記されました。
今回も、今回の改正で終わりにしないために、私たちにできることはなにかについてもご相談をさせていただきました。
そしてなにより、今国会での改正実現のためにできることに、全力で取り組んでいく所存です。
議員の皆様、貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございました。
< ご面談した国会議員のみなさま (日付/名前順) >
◆2月1日
◆2月21日
◆2月24日
◆2月28日
Springは毎月ロビイングを行い、2017年に改正されてもなお残る刑法性犯罪の問題点と、どのような社会になれば性暴力をなくせるのかについて、性被害当事者の視点を踏まえ具体的な政策提言をします。
さまざまな政党の国会議員や関係省庁の皆さまへ面談をし、国会で議論がなされるよう働きかけることで、政策決定の場に当事者の声を届けています。
刑法改正の議論はいよいよ国会審議へと移ります。
今回の改正が実現すると、何が変わり、どういった行為が性犯罪として処罰されるのか−
「同意のない性交」が性暴力の本質である、と、国民に明確にする質疑が行われることを望んでいます。
どうか今一度、性暴力の実態と刑法の課題点についてお伝えする機会を頂戴できれば幸いです。
<関連リンク>
法務省:法制審議会-刑事法(性犯罪関係)部会(各回の議事録等が見られます)
法務省:試案
Spring:試案をうけての見解
法務省:試案(改訂版)
Spring:試案(改訂版)をうけての見解
法務省:改正骨子案
Spring:改正骨子案をうけての見解
Spring:罪名変更の方針についての報道をうけての見解